
HORIの6ボタンパッドちょっと気になる・・・
そんな方に向けて今回はHORIのファイティングコマンダーoctaをレビューします。
この記事では実際にHORIのファイティングコマンダーOCTA(以下OCTA)を実際に触って気付いた事などをレビューしていきます。
PS5は持っていないので、PS4パッドとの比較もやっていきますよ!
octaについて
今回レビューするOCTAはforWindows版です。
他にもps版やxbox版、最新のOCTA Proがあります
forWindows版のOCTAは右スティックがありますが、ps版・xbox版は右スティックが無いです。
買う時に間違えないように注意しましょう。




内容物

内容物は
- OCTA本体
- 取扱説明書
のみのシンプルな内容でした。
OCTAとPS4パッドを写真で比較
OCTAと家にあったPS4パッドを写真で比較してみました。
全体

やはり特徴的なのは右側の6ボタンの部分。ここがこのパッドの最大の特徴です。
他にも右のスティックが6ボタン部分と干渉しないように小さく、薄く作られていたり、
左スティックには8角のガイドがあったりします。
十字キー


十字キーの直径はPS4パッドよりやや小さいくらいでした。
大きな違いはOCTAは円盤型で十字キーの隙間がないことです。
これにより斜めの入力がしやすくなっています。
とっさのしゃがみガードやコマンドの斜めが抜けづらく使いやすいです。
スティック


スティックの直径はPS4パッドよりやや小さいくらいでした。
PS4パッドのスティックに対して、OCTAのスティックはやや平たくグリップ力はほぼ無いです。
スティックをメインで操作する方は注意が必要かもしれません。
ちなみに右スティックはスライドスティックで6ボタンに干渉しないようにかなり小さめかつ低めに作られています。(直径約1.1cm)
ワールドツアーやバトルハブであったら便利くらいの感じです。
上部ボタン


こちらはOCTAのボタンの方が少しだけ大きく、ボタンを押した時の感覚は全く違います。
OCTAのボタンはマイクロスイッチなのでカチカチしていて、コンボ中もちゃんと押しているのがレスポンスとして分かります。
ボタンのサイズに加えてボタンとボタンの隙間も狭くなっているので、PPやKKなど同時押しがしやすくなっています。
上部トリガー


写真で見てもらえばわかる通り、トリガー部分の大きさが全然違います。
なので浅めに持ったり、深めにしっかり持ったりしても違和感なくトリガーを押せる位置に来ます。
PS4パッドと違いL2R2部分が引くタイプのトリガーじゃなく押す感じなので少し違和感があるかもしれません。
あとOCTAのトリガー部分は根本が内側にあるので、内側が硬く外側が柔らかいです。
重さ


PS4パッドと比べるまでもなく持って分かる軽さです。
やはりバッテリーや振動させるモーターなどが無い分、軽くなっています。
OCTAのメリット
ここからはスト6のトレモやコンボトライアルでOCTAを使用してみて分かった、OCTAの良い部分を紹介します。
6ボタンあるから直感的に操作できる

言わずもがなこれが最大のメリットです。
特にメイン機がレバーレスの私は弱中強のPとKが並んでいるのですぐに操作に慣れました。
逆にPS4パッドのような普通の4ボタンのタイプだとトリガー部分に強P・強Kを入れることになるのでそこがかなり違和感を感じます。
ということはPS4パッドをメインにしてる人がOCTAに移行するときはボタン配置を考えるか、OCTAの6ボタンに慣れるまで我慢する感じにはなりそう?
6ボタンあることで弱中強のPKに加えてインパクト・パリィ・投げのボタンを作ってもまだトリガー部分1個余ります。(私は余った左のトリガー1個をトレモ用のファンクションボタンに設定しています)
十字キーやアナログスティックが使いやすい

十字キーはかなり使いやすい印象でした。
波動や昇竜、昇竜SA3なども問題なく出せました。
PS4パッドと比べて1番違いを感じたのはしゃがみガードがしやすい点です。OCTAの十字キーはしゃがみガードが斜め抜けずにちゃんとできてる感じがします。
PS4パッドでももちろんできますが、慣れてない自分からしたらOCTAの十字キーの方が斜めが抜けない・抜けづらい感じはしました。
アナログスティックでも試しましたがコマンドをちゃんと入れてるなと分かる八角ガイドが良いと思います。
特にザンギやリリーなど2回転が必要なキャラを使う時にはスティック部分が活躍しそうです。
軽くて静か
ここは普段使うレバーレスと比べてるので当然の部分ですが、めちゃめちゃ軽くて静かです。
上記の写真でも紹介しましたが、PS4パッドと比べても圧倒的に軽いです。
ボタンの音はカチカチと少ししますが、気にならない程度かと思います。(レバーレスの打鍵音と比べたら全く気にならない)
逆に普段の重さのパッド(PS4パッドやswitchのプロコン)を想像していると、あまりに軽いので持ってる感じがしないといった事もあると思います。ここは好みが分かれるかもしれません。
パッドならではの良さももちろんある
普段レバーレスでスト6を遊んでいる私視点でパッドのここが良いなと思った点がいくつかありました。
まずインパクト・パリィに常に指がかかっている状態が強そうだなと思いました。
レバーレスでもボタン配置によっては可能なのですが、少し不自然な手の形になってしまうので手が疲れたりします。
それに比べてパッドは普通に持ったら自然と指がトリガー部分に触れる形になるので疲れづらく良いなと思いました。
つぎに好きな体勢できて疲れづらいのもパッドの良さだと思います。
レバーレスやレバーのアケコンだと膝置き、または机置きのほぼ2択と言っていいでしょう。
比べてパッドはそれらに加えてだらっとした体勢でもできますし、軽いので疲れづらいのも良いと思いました。
長時間やってると差が出てくる部分なのでここは明確にパッドの良さだと思います。
最後に持ち運びです。
私はオフ対戦会にたまに行くのですが、レバーレスやレバーのアケコンだとでかいリュックに入れての持ち運びになります。
アケコンにもよりますが、かなり重くて持ち運びにやや難あり、といった感じです。
パッドだと本体がそもそも小さいので小さめの入れ物でも持ち運べて、なおかつ軽いです。
持ち運びの面では圧倒的にパッドが優秀です。
OCTAのデメリット
次にOCTAの個人的に気になった部分を説明します。
PPやKKの同時押し問題
ボタンの配置上、PKの同時押しは押しやすいのですが、PPやKKなど横に並んでるボタンの同時押しが少しやりづらいと思いました。

PS4パッドよりは同時押ししやすいとは思いましたが、慣れるまではOD版の必殺技が出ずに苦労しそうだなぁと感じました。
ケンなど一部キャラは同時押しを多用するので、スト6側のボタン設定でPPやKKを追加することも視野に入れたほうがいいかもしれません。
人によっては十字キーが合わないかも?
OCTAをレビューするにあたって、トレモやコンボトライアルを1~2時間ほどやってみました。
十字キーをメインでやってましたが、OCTAの十字キーのエッジ部分が指に当たるので人によっては痛いと感じるかもしれません。
これは慣れや持ち方の問題も関係してくると思います。
たまに動画で指サックをはめてプレイしているのを見ますが、痛み防止で付けているみたいですね。

ケーブル問題

1番気になった部分がケーブルです。
このケーブルは昔ながらの着脱できないタイプで、しかも3mもあります。
さすがに長すぎでめちゃくちゃ邪魔です。
コストカットの面ではこの方が良いのかも知れませんが、とても気になりました。
自分はマジックテープで束ねて使っています。
ちなみに先日発売されたOCTA ProではタイプCでの着脱式の有線接続に加え、2.4GHzの低遅延の無線接続もできます。(別記事でレビューするかも?)

初期設定だと使いづらい(おすすめ設定を紹介)


OCTAの左のトリガー2つがLSB・RSB(普通の4ボタンパッドではスティックの押し込み部分)
OCTAの6ボタンの右2つがRB・RT(普通の4ボタンパッドでは右トリガー部分)
になっているのでややこしい。
初期設定だとスト6のメニュー操作など含めて使いづらかったので専用のソフトでボタン配置を変更することをおすすめします。


トリガーの手前の2つをLB・RBに、奥の2つをLT・RTにします。
6ボタンの右2つをLSB・RSBに割り当てます。

あとは左スティックの押し込みをOFFにしました。
左スティックの押し込みはコマンド入力中の暴発防止と6ボタン部分にも同じ入力があるためにこちらはOFFにしています。
ここまで設定して快適に遊び始めることができます。
デフォルトで、トリガーを普通の配置にして6ボタンの右側をスティック押し込みにしてくれてたらこんな設定しなくてもいいんだけどね・・・
まとめ
今回はHORIのファイティングコマンダーOCTAをレビューしました。
評判どおり十字キーが使いやすく、私はレバーレスアケコンがメインですが、すぐにコマンドは出ました。
この十字キーのためだけに買っても損はないと思います。
基本的にクラシックでプレイしていましたが、モダンを触った時にレバーレスだとやりづらいなと思っていたので、本格的にモダンキャラを使いたくなった時にOCTAを使おうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。この記事が少しでも参考になったなら幸いです。
